トラックが勢いよくサービスセンターに入ってくると、一瞬で現場にピリッとした緊張感が走ります。サービスの最前線は、耐久レースのピットさながらの雰囲気ですね。 京都サービスセンター 川井 仁志 2013年入社

子供のころから大きなトラックが憧れで、とにかく早くトラックに触りたかったという川井さん。そんな川井さんの、入社後から現在までの、仕事の様子や現場の雰囲気に関してお聞きしました。

Vol.2 物流産業を支援する最前線の様子は?

入社した後の経緯を教えていただけますか?

4月1日に入社して、1ヶ月間は本社で研修を行い、その後、5月1日から京都支店に配属されました。本社では座学研修を受けるんですが、自分は座っているのが苦手なので、早くトラックに触りたかった。でも今思えば、あの時間をもっと大切にしていたら良かったと後悔しています(笑)。
研修の基礎があるから、今の仕事がある訳ですから。それだけ本社で受けた研修は内容の濃いものでした。

最初に与えられた仕事はどんなもの?

整備や修理を終えたトラックの納車前の洗車とチェックを行い、お客様にきれいな状態で車をお渡しする作業です。この作業を「手入れ」といいます。多分、どの整備現場でも同じだと思いますが、整備の基本中の基本ともいえる作業になりますね。

その後は?

いまも「手入れ」作業はありますよ。でも手入れだけをしていたのは、1ヶ月くらいでしょうか。そのあと、先輩の仕事を見せていただいたりしました。
整備士免許を持っているからといって、最初から仕事をこなせる人はいません。先輩の指導方法やケースによりますが、作業を見せてくれる方、自分でできるところまで作業を任せてくれる方など様々です。ある程度になると、先輩方にチェックしていただきつつ作業を進めるようになります。

整備の現場での年齢層や、職場での役割分担は?

現場では20代~50代後半までの方が働いています。
ベテランの方々は、車の最終チェックや現場全体を見る業務、我々若手は現場の最前線で働いています。

仕事についてわからないことはどんな感じで聞く?

若い先輩と組んでいても、わからないことがあればさらにベテランの方々に聞きに行きます。自分がわからないことを後輩から質問されたときも、変に分かったフリをするのではなく、ベテランの方に質問してもらうようにしています。

今の職場にメカニックは何人くらいいる?担当する車両は何台ぐらい?

自分が所属しているチームには、15人のメカニックがいます。
若手が車検整備をメインにしています。それぞれの班が対応する車両は、一日8~9台ぐらいでしょうか。チーム全体では日によりますが、おおむね30台の車両を整備しています。
ただ、一日に9台入庫してくるといっても、午前や午後に集中するときもあって状況は不確定です。車検台数が少ない時は、他の班をお手伝いさせていただいています。車検と一般修理とでは、センサーなど見るところが違いますので、非常に勉強になりますし、新鮮な気持ちになりますね。

整備の現場で感じるトラックと乗用車との違いは?

これはあくまでも自分の個人的な感覚になりますが、乗用車はセンサーなど機械が壊れるというイメージを持っています。それに対してトラックは、物理的な故障が多いのではないでしょうか。そもそもトラックと乗用車では、生涯における走行距離が全然違う。乗用車では10万キロ走ればいいほうかもしれませんが、トラックは100万キロの走行なんてざら。「アームが曲がった!」とか、乗用車ではまず見られないような、故障症状がたくさんあります。

一日の仕事の流れは?

出社してから、工具やケミカル類の準備を行います。職場は小型車の工場と大型車の工場に分かれていて、ラジオ体操後に担当工場での朝礼があります。そこでは注意、連絡事項の伝達を聞き、個別のファイルに入った作業指示書を受け取り、仕事をスタートさせます。12時ごろから順次昼食、13時から17時15分の定時までが午後の仕事ですね。定時に仕事が終わらなければ残業になります。

車両の入庫は一定していない?

トラックは物流業界で活躍する車です。だから仕事が終わってから、工場にやってくる車がほとんど。乗用車であれば、最悪、代車をお貸しすれば、作業は翌日以降に回すこともできますが、トラックはそうはいかない。大型の冷蔵車やダンプなんてどこを探しても代わりの車はない。もちろんこれは、小型トラックのエルフでも同じです。
入庫した車は、明日の朝から仕事に出るわけです。だから作業を翌日に回すといったことはできません。残業をしてでも、車を現場に返してあげないといけないんです。
仕事を割り当てる人をディスパッチャーというんですけど、彼らと共に車が勢いよく工場に入ってくると、現場に緊張感が走ります。ただ、いすゞ自動車近畿はメーカー系の会社ですので、誰がどの作業をするのかという割り振りはきっちりしていますよ。

休日の過ごし方は?

入社当初は、疲れもあって昼過ぎまで寝ていました。自分はお酒が好きなので、そのあとお酒を飲んで終わり(笑)
でも今は、愛車でドライブに出かけたり、カメラ撮影を楽しんだりしています。車好きの仲間たちとサーキットに集うこともありますね。

整備現場から見たトラックと乗用車の違い、現場の緊張感など、真剣な眼差しで語ってくれた川井さん。そんな川井さんに、入社当初の様子や、整備士としてのやりがいなどについてお聞きしました。

ほかの先輩社員の声

  • 「運ぶを支える」 を日々実感。
  • 入社して終わり ではない。 新たな世界での スタート!
  • トラックは物流を 支える車です。